家族に会いたい【8月13日】

この春以降、コロナの感染拡大によって、海外に滞在していた世界中の人達が母国への緊急避難帰国をしました。

Noah’s Fluffy Tail Travelのお客様だけでも様々なドラマがあり、誰も経験したことのない危機的な状況の中、無事笑顔でご帰国を果たせたわんちゃん達「無事検疫を通過して入国出来ましたー!」のご連絡をいただき、その都度、涙が出るくらいホッと安堵。でもその一方で、一緒の帰国がどうしても叶わず、今もなお、離れ離れになってしまっているわんちゃん達の事を想ってまだまだ心配の続く毎日です。

オーストラリアのABC Newsでこんな記事がありましたのでご紹介します。

最初に紹介されているフレンチブルドッグのYukiちゃんは今もなお、日本でひとり、オーストラリアに緊急帰国されたご家族と離れ離れのまま、その再会の日を待っています。

オーストラリアは検疫がとても厳しく、わんちゃんは貨物扱いのみに限られ、到着後は最低でも10日間の係留が義務付けられています。また現在対応可能な係留所はメルボルンのみ。
今回多くのオーストラリア人が緊急帰国の際、減便されたフライトにより、海外からメルボルンへの直行便が手配できなかったり(トランジット不可)、貨物便の予約自体ができなかったりと、愛する小さな家族との帰国が叶わずでした。
今でもなおいつ運航が再開するか分からず、会いたくて会いたくて涙涙の毎日を送っています。

今回の日本の検疫所の臨機応変かつ迅速な対応によって、通常であれば帰国が叶わなかったわんちゃん達が無事帰国出来たこと、心から感謝しています。

ただ各国の動物の検疫機関の対応は様々です。海外との行き来は、日本だけではなく、海外の政府機関の対応力と双方のタイミングが問われます。
コロナ禍であれ、特例措置を行わない行政とそうでないと行政の違いが与えた影響は本当に計り知れません。

今でも世界中で、大好きな家族との再会を毎日待っているわんちゃん猫ちゃん達がたくさんいます。

一日も早く家族のもとに戻ることができますように…
各国の政府機関が、長期化する可能性が否定できない今、臨機応変な対応を検討してくれる事を心から願いつつ…