狂犬病抗体検査のお話

さて、今回は狂犬病抗体検査のお話🔎

抗体検査とは、わんちゃんに狂犬病の抗体ができているかどうかを確認するものです。

日本を含め世界の国々では、この抗体検査で抗体価がクリアしていることが入国の条件となっています。もし抗体検査の必要がない国へのご渡航でも、抗体検査をしていないと日本への帰国ができない!という事態になる場合もあるので要注意!必ず抗体検査を受けてから海外へ出ましょう。

検査は血液検査ですが、採血のタイミングは抗体が出来やすい2回目の狂犬病予防注射から7日目以降に行うのが、良いとされています。

日本で、わんちゃんの抗体検査が行える検査機関は、RIAS(財団法人生物科学安全研究所)の1箇所のみ。
動物病院にて採血を行い、検体を検査機関に送ります。

約10日から2週間以内で結果が出ます。

この採血日はとても大切。なぜなら国によって渡航できるまでの待機期間が発生する場合、この採血日が基準となるからなんです。

ちなみに、日本は最も厳しい国のひとつで、欧米の多くの地域からの帰国の場合、待機期間は180日もあります。
そのほか香港は120日、ハワイは以前は90日だったのが緩和されて30日などなど…。渡航前には必ずその条件を確認する必要があって、ちょこちょこアップデートもするので、敏腕スタッフNoahは都度、確認してるんです。

検査が無事クリアとなったら、抗体検査証明書が発行されます。こちらは2年間有効です。2年以内であれば、同じ証明書で何度も日本と海外を往復できるってこと!ただし、2年間の間、一回もしくは二回、必ず有効期限内に狂犬病予防注射の追加接種が必要ですので気をつけて下さいね。