犬・猫の海外渡航や海外赴任に必要な「狂犬病抗体検査」について、
手続きの流れ・必要な理由・注意点をわかりやすく解説します。
・いつ検査すればいい?
・どれくらい時間がかかる?
・どの国で必要?
といった疑問をまとめて確認できます。
◎この記事はこんな方におすすめです。
・初めてペットと海外に行く方
・海外赴任・帰国を予定している方
■ 狂犬病抗体検査とは
さて、今回は狂犬病抗体検査のお話🔎。狂犬病抗体検査とは、わんちゃん猫ちゃんに狂犬病に対する抗体ができているかを確認する検査です。
世界の多くの国ではこの狂犬病抗体検査で、抗体価が基準値をクリアしていることが入国の条件となっています。そして日本への入国に際しても、抗体価が基準を満たしていることが条件です。
たとえ渡航先で抗体検査が不要な場合でも、事前に検査を受けていないと日本へ帰国できない!という事態になってしまいますので要注意!安心してご帰国いただくためにも、渡航先の条件にかかわらず、必ず抗体検査を受けてから海外へ出るようにしましょう。
※狂犬病清浄国(ハワイやオーストラリアなど)からの日本入国の場合にのみ検査は不要です。
■ 検査の流れ
検査は血液検査ですが、採血のタイミングは抗体が出来やすい2回目の狂犬病予防注射から7日目以降に行うのが良いとされています。また、日本への再入国の条件をクリアするためには、狂犬病ワクチンを2回接種する必要があり、1回目と2回目は30日以上1年以内が必須!なので気をつけましょう。
日本では狂犬病抗体検査が行える検査機関は、RIAS(財団法人生物科学安全研究所)の1箇所のみ。かかりつけの動物病院にて採血を行い、血清にした検体を検査機関に送ります。(動物病院から直接送る場合もありますので、獣医師の先生にご相談してみてください)
検体発送後、10日〜2週間程度で結果が出て、抗体検査証明書が発行されます。
■ 採血タイミングの注意点
この採血日がとても大切。渡航国によってこの日を基準に待機期間が発生するからなんです。この抗体検査のタイミングは、犬・猫などペットの海外渡航においてスケジュール全体に大きく影響します。(稀に証明書発行日が基準になる国もあります)
■ 国ごとの待機期間
ちなみに日本は最も厳しい国の一つで、海外で抗体検査(採血)を行った場合、
待機期間は180日もあります。(日本で検査を行ってから海外渡航をして再入国する場合には、条件を満たしていれば待機期間は発生しません)そのほかシンガポールは90日、ハワイは30日などなど。国によって条件は異なるので、必ず事前に確認することが大切です。
また、こうした条件はちょこちょこ変更となります。そのため、ノアズ フラッフィテイル トラベルでは、ご依頼をいただいた際に必ず現地政府機関の最新情報を確認してから準備を進めています。
■ 【2026年時点】手続き上の注意点
狂犬病抗体検査は、単純に渡航国の入国条件に合わせるだけではなく、場合によって、世界情勢や輸送環境によっても左右されることがあります。
2026年現在、中東など一部の地域では、情勢の影響により輸送制限が出ており、手続きがスムーズに進まないケースが見られます。また海外では、日本が認定している狂犬病の抗体検査を現地で受けられない国も多く、その場合は血液(検体)を国際宅配便(クーリエ)で検査機関へ送る必要があるのですが、この輸送が止まってしまうと検査自体が進められなくなり、結果としてスケジュールを大きく見直す必要が出てくることもあります。
このように、抗体検査は「出発の何日前にやればいい」というように単純に決められるものではないのが現状です。
渡航先の現地の状況によって、スケジュールは大きく変わることがあります。実際に、出発直前になって条件が変更され、検査のスケジュールを調整し直す必要になったケースもありますので、余裕をもって計画を立ててくださいね。常に最新の情報にアップデートしながらお手続きを進めさせて頂きます。
■ 証明書と有効期限
検査が無事クリアとなったら、抗体検査証明書が発行されます。こちらは日本では2年間有効です。2年以内であれば、同じ証明書で何度も日本と海外を往復できるってこと!
ただしその間、必ず継続的な狂犬病予防ワクチンの追加接種が必要です。
1日でも有効期限を過ぎてしまうと、抗体検査証明書も失効してしまうので気をつけてくださいね。なお、有効期限は国によって異なり、日本は2年、ハワイは3年、その他多くの国は1年だったりします。
■ 海外で検査する場合の注意点
海外で採血をする場合、日本が認定している検査機関がある国は限られています。必ず指定の抗体検査機関へ検体を発送するようにしましょう。
■ 海外渡航の準備でお困りの方へ
狂犬病抗体検査は、どこの国からどこの国へ行くのか、ルート、渡航予定日もそうですが、今までの狂犬病ワクチン接種履歴によっても最適な進め方が異なりますので、自己判断で進めてしまうと、再検査やスケジュールのやり直しが必要になるケースもあります。
ノアズ フラッフィテイル トラベルでは、渡航条件の確認からスケジュール設計まで、可能な限りワンちゃん猫ちゃんにとっても負担が少ない方法を個別にサポートしています。
→渡航条件を確認したい方、スケジュールを立てたい方は無料相談にどうぞ
→どの国から出国するかだけでなく、渡航先国の条件にのっとった検疫や書類準備など事前の対応が重要になります。
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